超音波検査の実習を行いました。

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病院での臨床実習として、超音波検査の実習を行いました。

昔は切開しなくては人体を覗くことができませんでしたが、レントゲン装置の発明を皮切りに、CTやMRI、内視鏡などが開発されて、今では切開しなくても人体の病変部を詳細に把握することができるようになりました。
超音波検査装置もこれらの仲間で、超音波の反射の仕方を利用して、人体を透視するための装置です。心臓の動きを診るときや、胎児の様子を観察するときなどに使用されます。CTやMRIと比べると画像が不鮮明ですが、装置が小型で手軽に検査でき、被爆等の健康被害もありません。また映像で観察できるため、動いている様子が分かるという利点もあります。ドップラー効果を利用して、動きが早い部位と遅い部位を色分けすることもできます。

 

今回の実習では学生同士で超音波検査を行いました。検査機からレジのバーコード読み取り機のようなもの(プローブ)が伸びていて、これを体に当てるとモニターに映像が映し出されます。密着しないと超音波がよく伝わらないため、プローブにはゲルを塗ります。体験してみて初めて分かったのですが、冬だとゲルが若干冷たい上に、ヌルヌルしてこしょばゆい感じがします。くすぐりに弱い人は要注意です。心臓や腎臓、肝臓、脾臓などを観察することができました。特に腎臓は姿勢を変えたり呼吸したりすると動いているのが観察でき、すこし感動しました。

 

ちなみに今回指導してくれるはずだった先生は、検査が長引いたせいで来ることができず、代わりの若い先生が来ました。なんとこの先生が超音波検査器の使い方をよく知らなかったようで、装置が使えるようになるまで10分以上試行錯誤して待たされるというハプニングがありました。このようにならないように、僕は実習をしっかりがんばろう、と思わされました。。。