採血実習を行いました。

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臨床実技の実習の後半として、病院での実習が始まりました。
といっても5年生から始まるポリクリのことではなく、その前準備のような実習です。
この実習では、複数の小グループに分かれて病院の先生から簡単な実技を教わったり、実際の患者もしくは模擬患者と面接の練習をしたりします。実習内容自体は基本的なものですが、病院内で行われるので、皆これまでと違った引き締まった気持ちで実習を行っているようでした。今回は採血の実習がありました。

採血実習では、血液内科の先生が採血の仕方や血液検査のやり方を教えてくれました。先月行われた実技試験OSCEで採血の実技をシミュレーターを使って練習していましたが、人間相手に採血を行うのは初めてでした。
学生同士のペアで練習するため、刺すときも刺されるときも緊張します。先生の話では、昔刺されるのが怖くて気絶した男子学生がいたそうです(迷走神経反射といいます)。僕のペアは一回で成功しましたが、失敗して二回刺された人や採血した血液の量が少なすぎて血液検査に足りなかった人もいました。

採血した血液は顕微鏡による観察のための標本に一滴使った後、血液検査の機械に入れました。
機械は1分くらいで赤血球やリンパ球などの数を測定してくれます。僕は若干赤血球が多いという結果が出ました。
風邪気味の人は白血球が多めの結果が出ていました。その後は顕微鏡で血球の観察を行いました。二人同時にのぞける特別な顕微鏡を使って、先生が各学生の血液標本の観察結果を解説してくれました。

自分の血液が正常であることを自らの眼で確かめることができて安心しました。