【医学部受験応援コンテンツ】国公立・私立医学部編入試験について
国公立・私立医学部編入試験は定員が限られており、狭き門と言えます。しかし、そもそも医学部入試は難易度が高いことや、編入志望者は限られることも考えると、マンツーマン指導などで対策を講じれば合格可能性が高まります。編入試験の特徴やおすすめの学習方法などをチェックして、国公立・私立医学部編入を目指しましょう。
INDEX ・国公立・私立医学部編入を志望する人とは ・国公立・私立医学部編入試験の難易度をチェック ・国公立・私立医学部編入試験に向けたおすすめの勉強方法 ・各大学医学部における編入試験の特徴 ・国公立・私立医学部編入試験におすすめの参考書
国公立・私立医学部編入を志望する人とは
国公立・私立医学部編入を志望する人としては、英語や生物など特定分野の能力に自信がある人が挙げられます。別の学部から医学部に入り直したい場合などは、医学部を再受験するか、編入を志望するかを選択します。再受験の場合と比べて編入だと試験科目が少なくて済むケースが多いため、科目間での学力差が大きい人には編入がおすすめです。
また、すでに大学の別学部を卒業した人などは、編入により2年次などからスタートすれば、より早期に医師を目指すことができます。他学部を卒業するのにかかった時間を取り戻したいと考えている人にも、国公立・私立医学部編入を志望するケースが見られます。
国公立・私立医学部編入試験の難易度をチェック
国公立・私立医学部編入に興味がある人は、まず試験の難易度をチェックしておきましょう。
編入試験では、生物や物理、化学、英語などの能力が問われるケースが多いです。通常の大学学部入試で問われる内容と比べると、試験内容の専門性が高まっていると考えてください。他学部に通うなどしている間に、理科系の科目や英語のスキルを磨いてきた人は、医学部編入試験に経験を活かすことが可能です。
いっぽう、文系学部を選択した人などにとっては、編入試験対策のハードルは高くなってしまいます。理科系科目や英語について専門性がないなら、無理に編入を目指すより、医学部再受験をしたほうがスムーズに医師への道を歩みやすいと考えられます。
編入試験には理科系科目や英語に加えて、小論文や面接も見られます。これらについては過度に意識する必要はありません。ただし、ぶっつけ本番で臨むのではなく、普段から小論文のテーマになりそうな話題を意識したり、実際に小論文を書いたり、模擬面接のような練習をしたりといった準備は必要です。編入試験全体の難易度を考える際には、小論文や面接にはこだわりすぎず、理科系科目・英語の試験をクリアできるかどうかを重視してください。
国公立・私立医学部編入試験に向けたおすすめの勉強方法
医学部編入試験は、再受験と比べて試験問題の専門性が高まることがわかりました。では、国公立・私立医学部編入試験対策にはどのような勉強方法が良いのでしょうか。
編入試験に臨む受験生は、それぞれバックグラウンドが異なります。他学部を卒業したものの医学部にも興味がある人、企業で研究職に就いている人など様々です。そのため、画一的な対策ではなく、1人1人のスキルに合わせた勉強方法が効率的と言えます。
そのため、集団指導よりもマンツーマン指導を受ける方が、自分に合った編入試験対策を進めてもらえるので安心です。マンツーマン指導で自分の苦手とする分野を効率的に補い、編入試験の合格ラインを超えられるように勉強を進めましょう。特に、専門性が乏しい分野については、マンツーマンで重点的に対策をしてもらうと良いです。
編入学試験のPOINT編入試験には学部入試と比べてかなりレベルの高い難問の出題も見られます。これらについては解ければプラスになりますが、一般的な入試と同様に解けなくても合格するチャンスは十分あります。大学学部入試レベルの知識に加えて、大学1・2回生程度が学ぶ各分野の基本的な内容をマスターするようにしましょう。
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各大学医学部における編入試験の特徴
次に、各大学医学部における編入試験の特徴を見ていきましょう。
まず、長崎大学医学部では、1次試験で英語、生命科学系科目の試験が実施されます。1次試験の通過者を対象に小論文・面接・書類審査が行われます。1次試験の科目が限られている点が特徴です。
いっぽう、大阪大学医学部では、1次試験に英語、生命科学に加えて、物理学、化学の試験があります。他学部などですでに物理学や化学を学んでいる受験生に有利と言えるでしょう。
弘前大学医学部は、定員が20名(うち5名は青森県内枠)と多めな点が特徴です。他大学では定員5名のところが多いため、県外でも15名と広めの枠がとられていることがわかります。出願期間・試験日がともに11月と遅めな点にも言及しておきます。
私立大学医学部に目を向けると、北里大学医学部や東海大学医学部がそれぞれ1年次9月、10月への編入試験を実施しています。国公立医学部は基本的に2年次への編入となるため、1年次に編入したいなら私立医学部編入試験を狙ってみましょう。
国公立・私立医学部編入試験におすすめの参考書
国公立・私立医学部編入試験での合格を目指すなら、理系科目について大学学部基礎レベルの知識を持っておきたいところです。マンツーマン指導に加えて、適切な参考書を使用することで合格可能性を高めましょう。
大学の理系学部に通っている人は、物理学(小出昭一郎)、「理系総合のための生命科学 第4版」(東京大学生命科学教科書編集委員会)など学部1・2回生が使用しそうな参考書をチェックしてみると良いです。問題を解くのが久しぶりという人は、演習で学ぶ生命科学 第2版などの問題集を活用するのも有効です。編入後の勉強をスムーズに進めるためにも、自分が編入を志望している大学の医学部1回生などが、どのような参考書を使っているのかをリサーチして同じテキストの内容を学習してみても良いでしょう。
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