大学受験とは（最終回）

 

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大学受験とは何なのかと最近よく考えます。早ければ幼児教育から始まり、小学校、中学校、高校、塾、予備校など、長きに渡る戦いを終えて初めてチャレンジできる最終関門ですが、その本質が見失われているのではないかと少し疑問に思うのです。私は幸運によって「勝ち組」と評される結果を得られましたが、何をもって「勝ち」「負け」と判断しているのでしょうか。

 

「合格」は勝利ではない

「すごいね」、「天才かよ」合格した時はいろいろと褒めていただきました。日本における勉強というのは、大学合格こそが最終評価であるため、このような言葉をいただけたのでしょうが、実際にやった側である私は、そのような実感を一度も得ることが出来ていません。先週の記事にも書きましたが、周囲への感謝の気持ちを糧にコツコツやってきた結果が合格であっただけのことですし、合格は終わりではなく、あくまで通過点です。この結果や経験を活かして、最終的に人生が豊かで幸せなものとなれば、それこそが勝利でしょうし、受験する目的、本質はここにあると思います。合格した方も、これから合格を目指す方も、本当の勝利を手にするまで頑張り続けましょう。おそらく、本当の勝利の味というのは最高のものだから。

 

終わりに

一年に渡って、連載させていただいたこのブログですが、次年度は私事にて非常に忙しい見通しとなり、継続することが困難となってしまいました。従って、大変残念ではありますが、今回を私がまとめる最終回とさせていただきたいと思います。

 

非常に拙い文章であったと思いますが、医学部や受験に関すること、医学情報などを精一杯伝えてきたつもりです。たった一つの記事でもみなさんの心に残り、今後に活きるものとなってくれれば、一年間の努力も無駄ではなかったと言えるでしょう。これまで読んでいただきありがとうございました。