九州大学医学部(共通) 最新問題 ポイント解説 化学

大問1 気体

●ポイント解説

教科書に載っている有名な実験を題材にした出題。

 

問1 気体の状態方程式を利用し物質量を求める問題。フラスコ内が物質Aで満たされた状態を考え、気体の圧力は室内の気圧と等しいと考える。よって

問2 底にたまった液体の質量と密度より

問3 気体として存在する物質量を計算し、問1の答えを用いて液体になった物質Aの物質量を求める。

 

問4 液体に変化した物質量と質量から分子量を求める問題。

 

 

 

大問2 総合問題

●ポイント解説

化学における基本の分野をまとめた出題

 

問3 触媒は反応速度のみを変化させる。最終的な生成量は変化しない。

 

問4 硫酸が2価の酸であることに注意する。

 

大問3 金属イオンの分離

●ポイント解説

  1. 操作① 希塩酸を加えるとAgClが沈殿する。

操作② 酸性状態で硫化水素を通じるとCuSが沈殿。

操作③ 硫化水素、塩化水素を追い出し、希硝酸を加えるとFe2+がFe3+になりアンモニアを加えるとAl(OH)3とFe(OH)3が沈殿。

操作④ CaCO3が沈殿し、ろ液にはK+が含まれる。

問3 硫化水素が還元剤、希硝酸が酸化剤になる。

問5 炎色反応の問題

 

大問4 芳香族化合物

●ポイント解説

問1~5 芳香族化合物の反応全般について問う問題。用いられている反応は全て基本的なものなので、きちんと抑えておきたい。

 

大問5A 合成高分子

●ポイント解説

1. 基本的な語句問題

 

2. 6-ナイロンの分子式を利用し問われている分子について考える問題。6-ナイロンの繰り返し単位と構造異性体の関係にあり、アミノ酸側鎖に不斉炭素がないα-アミノ酸という条件からロイシンであることがわかる。

 

大問5B 糖

●ポイント解説

問1、2、4 基本的な語句問題

 

  1. 環状構造から鎖状構造への書き換えは基本的だが重要事項