医学部合格に向けて!数学の勉強法:後編
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先週の続きになります。
基本事項を覚えた上で、教科書に載っている公式の証明や例題の解答が自分で再現できるようになれば次のステップに進みましょう。
先の記事にて「推奨レベル」として紹介した問題集は以下の通りになりますが、これらを用いて勉強を進めていきます。
一対一対応の演習(東京出版)
新数学スタンダード演習(東京出版)
数学Ⅲスタンダード演習(東京出版)
非常に重要な視点としては、「この問題はこう解く」ということをただ覚えるということはせずに、「きほんのき」を習得していた時と同じように、論理的思考に磨きをかけて下さい。
具体的には、解説を見て「AゆえにB」の特に「Aゆえに」の部分を徹底的に理解するようにしましょう(記載が薄い場合は、どうしてそうなるのかを時間をかけて必ず考えましょう)。この部分を少しでも妥協して、解答が合っているからOKなどとしてしまったら、解いた時間が全て無駄になったと思った方がいいと思います。
いかがでしたでしょうか?
私の経験として、論理的な思考をせずに「この問題をこう解く」というのをどれほど覚えても、たくさん問題を解いても、応用問題や新作問題には対処が難しく、なかなか点数が伸びなかったのを覚えています。しかし、逆にハウツーを無視して、時間をかけて論理的に「考える」作業を繰り返していたら自然と点数が伸びてきて、今では数学の勉強法としてはこの方法が一番いいと思えるようになりました。また、大学生になってからも論理的思考の経験というのは非常に生かされますし、社会人になっても同様だと思います。
今、数学で苦しんでいる人は、多くが問題を解いても点数が伸びないということで悩んでいると思います。そういう人にこそ是非ともこの方法を試して貰いたいと願っています。