筑波大学医学部 2014年度 受験情報|入試問題の傾向と対策

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2015年度 筑波大学入試問題の傾向と対策

受験データ

▶ 一般入試 
前期
科目
試験時間(二次)
二次
センター
難易度(二次)
形式
英語
120
300点
200点
標準
記述・選択
数学
120
300点
200点
標準
記述
国語
200点
物理
2科目120
300点
200点
標準
記述・選択
化学
標準
記述
生物
標準
記述
地公
100点
面接
200点
小論文
合計
1100点
900点
 
▶ 面接
前期
時間
形式
10分
個人面接(1対2)
 
 
 
▶ 合格最低点 
前期
2012年度
2011年度
2010年度
1688(2000)
1647(2000)
1637(2000)

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傾向と対策~科目別~

 

英語

▶ 形式が変わりやすい大問3に注意。

大問1,2 長文読解

標準レベルの英文の読解問題が出題される。下線部和訳、内容一致、説明問題、指示語の内容を説明する問題が出題され、総合的な英語力が問われる。和訳で出題される箇所は構文が複雑なもの、文脈から意味を予測するものが出題されることが多い。ただ読むだけでなく、全体の論理構成をしっかちと意識して読んでいきたい。

内容一致や単語の意味を答える問題で、innumerableやunforgettableといった-ableを含む形容詞が2年連続で出題されている点にも注目しておきたい。-ableがつく形容詞は「可能」と「受動」の意味を持ちcan be p.p.と言い換えることができると考えておけばよい。

例)He is forgettable. = He can be forgotten.

 

大問3 空所補充 英作文

例年、下線部英訳の形式で出題されていたが、2013年度は空所補充問題と英文に対する反論を英作文する形式に分けて出題された。形式が変わりやすい大問であるが、問われているのは作文力である。文法事項にミスが無いか、問題の内容の解答になっているか(反論として成立するか)といった点に注意して解答したい。

 

 

数学

▶ 全問解答し高得点を目指す。

出題範囲はⅠ・Ⅱ・A・B

ベクトル整関数の微分積分が頻出である。難易度は標準的なレベルであり、試験時間も120分と長いため、全問解答する時間が十分にある。標準レベルの問題集と過去問を使いしっかりと演習を行い、高得点を目指したい。

 

 

 

物理

▶ 網羅的な対策を。

例年3題の出題であり、年度によっては選択問題が出題される。全体的に標準レベルであるが、受験生が苦手とする分野を多く出題する。コンデンサーの接続の問題といった細かい内容に関してもしっかりと対策を行っておきたい。薄く広く、網羅的に対策を行い、どの分野でも基本的な問題が解けるようにしておく必要がある。

 

 

 

化学

▶ 参考書を用いて理解を深める。

例年3題の出題である。有機分野の構造決定の問題や化学Ⅱの平衡に関わる問題が頻出である。化学反応式や計算過程を一部求める問題や、論述問題も出題されるため意識して対策しておきたい。全体の難易度としては標準的であるが、構造決定では細かい知識が要求されることもあるため、参考書を用いて理解を深めておきたい。

推薦参考書:化学の新研究 卜部吉廣(著) 三省堂

 

 

生物

▶ 生物Ⅱからの出題が多い。

例年4題の出題である。標準~やや難しい問題が出題され、細かな知識が要求される。実験やグラフも含め、教科書レベルの知識を完璧におさえておきたい。論述問題も出題され、差が付きやすい問題が出題されるため、参考書や図説を用いて各分野の理解を深めておく必要がある。

 

 

 

面接

個人面接 10分 1対2

・筑波大学を選んだ理由 ・医師になろうと思ったきっかけ

・学習型チュートリアルの良い点、問題点 ・将来何科の医師になりたいか

・へき地医療について、改善点は何か ・茨城の過疎地域に行ってみたいと思うか

・女性医師が少ないこと、その改善点

・高校時代の思い出、どのように生活していたか ・高校の総合的な学習について

・最近読んだ本とその感想 ・オープンキャンパスに来たことがあるか

・併願校について

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