金沢医科大学医学部│英語の傾向と対策

金沢医科大学医学部の傾向と対策(英語)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。

 

※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。

2018年度入試

科目 英語 解答時間 60分
語彙問題多し。語彙は標準以上で、英検1級程度のものも多い。大問はセンター試験グラフ問題に似ている。 長文、穴埋め 文法誤り指摘
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 英語Ⅰ
英語Ⅱ
文法・語彙問題。本文中の(  )に文脈に合うよう語句補充。ただ、②は選択肢に正答が見受けられなかった。文中にthenがあるので、過去の推量。must not have beenにすべき。模範解答は消去法でそれしか選べないからであろう。 選択 標準
2 英語Ⅰ
英語Ⅱ
文法・語彙問題。

下線部の文法的誤りを指摘

選択 標準
3 英語Ⅰ
英語Ⅱ
長文読解 1.空所補充。本文中の(  )補充。
2.アクセント。アクセントのある音節を選択。
3~4.内容説明。本文中の代名詞の指す語句を選択。5.欠文挿入箇所選択。与えられた文を文中に挿入。
選択 1標準
2やや易
3標準
4やや易
5標準
4 英語Ⅰ
英語Ⅱ
長文読解 1.同意表現。文中の単語と同じ意味の英語表現を選択。2.内容説明。本文中の代名詞の指す語句を選択。

3~6.内容真偽。本文の内容に合っているもの、または合っていないものを選択。

選択 1標準
2やや易
3~6標準
5 英語Ⅰ
英語Ⅱ
長文読解 1.空所補充。本文中の(  )補充。2.文の動詞の指摘。3.内容説明。本文中の代名詞の指す語句を選択。4.英問英答。内容に関する英語の問いに対する答を選択。5.グラフ問題。内容を表しているグラフを選択。
6.英問英答。内容に関する英語の問いに対する答を選択。7.内容説明。著者の結論を表しているものを選択。
選択 1標準
2標準
3やや易
4標準
5標準
6標準
7標準

傾向と対策

全体的に語彙問題が多い。語彙は上記に記したように、標準的なものではなく推測できないような難しいものもある。出題の傾向を掴んで語彙力を高めることが必要。文法は基本的なことがわかっていればある程度は対応できる。内容真偽を解くには、文中のキーワードに気づくこと。また、代名詞は、ほとんど直前に書いてあるものが多い。

2017年度入試

科目 英語 解答時間 60分
例年、英語のすべての能力がバランスよく問われている。 文法 読解
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 文法・語彙 空所補充の形式をもとに、幅広い文法的な知識が問われた。内容はいずれも基本的なもので、頻出構文、イディオムなどが多数出題されている。よく出る構文は暗記してしまうのが一つの有効な対策となるだろう。 マーク 標準
2 読解 バイオテクノロジーがどのような変遷をたどってきたかを問うた良問。内容を説明させる問題などは、このような分野の話題に日頃から触れていれば取り組みやすかっただろう。医学部受験生として常に関心を払っておきたい。 マーク 標準
3 読解 製品を設計するにあたってのニーズについての文章。内容自体は身近なもので、イメージがつきやすく解きやすかったかもしれない。ただ、正確な文法的知識があって初めて内容が正確に理解できるのだということを主張する問題も随所にみられる。基本事項を徹底しておきたい。 マーク やや易
4 読解 批判的思考についての文章。日頃から批判的に思考する能力は大学側が入学以降も学生に求めているものの一つであり、そのようなメッセージ性の強い問題となっている。

だが、ここでも問われているのは基本的な語彙、文法的な知識の正確性である。本質的な英語の学習姿勢が求められているといえよう。

マーク 標準

傾向と対策

2016年から、設問文が英語になり分量も増加した。大学側の、受験生に英語的な思考力を問う姿勢が見て取れる。だが、あくまで求められているのは基本に忠実な学習姿勢である。速読などの安易なテクニックに走らないようにしたい。

2016年度入試

科目 解答時間
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度

傾向と対策


2015年度入試

科目 英語 解答時間 60分
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 文法 会話文が含まれるが標準的な文法問題である。分詞の判別などの基本的な問題が多く出題されるため、文法問題集を使い、網羅的な対策を行っておきたい。 マーク 標準
2 読解 空所補充、内容説明、同意表現、アクセント、内容真偽、主題

テーマ:病気の謎

医学に関するテーマが多く出題されるため、語彙対策をしっかりと行っておきたい。アクセントも問題として出題されるため、頻出アクセントはチェックしておく。

マーク 標準
3 読解 同意表現、空所補充、語句整序、アクセント、内容真偽

テーマ:ストレスの原因

整序問題はやや難しいものも含まれるが、その他は標準的。内容真偽を解く訓練をしっかりと積んでおけば問題無い。

マーク 標準
4 読解 同意表現、内容説明、欠文補充、主題

テーマ:人体に関する知識の重要性

語彙力を問う問題だけでなく、欠文補充の形で論理構成を問う問題が出題されている。抽象から具体の流れをつかむことを意識して、瞬時に判断できるよう音読を通して思考の瞬発力を磨いておきたい。

マーク 標準

2014年度入試

傾向と対策

センター試験よく似た形式。過去問を徹底的にやりこんでおく

大問1
文法・語彙問題。空所補充。基礎的な問題で難問はない。文法問題集をしっかりと仕上げておけば問題はない。

大問2
会話問題。センター試験とレベルも内容もほぼ同じである。練習としてセンター試験の会話問題を多くこなすとよい。

大問3~5
読解問題。空所補充、内容説明、整序、内容真偽などさまざまな形式で出題されるが、英文の難易度は標準レベル。

2011年度、2010年度は発音・アクセント問題が出題されていたが、2012年度では大問6の読解問題に含まれているため、対策は必要である。こちらもセンター試験の問題を手に入るだけこなしておくとよい。
試験時間が60分と短い割に問題量が多いため、日頃から音読を行い、読解のスピードを養っておかなくてはならない。