金沢医科大学医学部│化学の傾向と対策

金沢医科大学医学部の傾向と対策(化学)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。

 

※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。

2020年度入試

科目 化学 解答時間 2科目90分
幅広い学習とアウトプットの早さを心掛ける。 理論、有機
難易度 ☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 総合 同位体の問題。酸化数の問題。リチウムイオン電池の問題。濃度計算とpHの問題。金属結晶の問題。芳香族化合物の構造推定の問題。ペプチドの配列順序の問題。 計算、選択 やや易

傾向と対策

全問マークシート形式の問題で10~13問の小問集合となる。
出題様式は空所補充、正誤問題、計算問題など。2020年度は出題数が減るが時間も減っている。やや理論の分野は易しいものが多い。出題範囲は幅広いが、理論が一番多く出題され次いで有機、無機の分野が出題される。ほぼ全分野が出題され、広く勉強する必要がある。時事的な問題も出やすい。2020年はリチウムイオン電池が出題されている。有機分野ではやや天然高分子化合物の出題が多いがそれでも全分野を抜けなく学習をする必要がある。難易度は易しいものが多いが化学の正確な理解を求められる。教科書の範囲を十分に理解したうえで早く解く演習を繰り返すことが重要となる。

2019年度入試

科目 化学 解答時間 2科目120分
幅広い学習とアウトプットの早さを心掛ける。 理論、有機
難易度 ☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 総合 原子の構造と性質の問題。組成式の問題。酸化数の問題。鉛蓄電池と二次電池の問題。アンモニアの電離平衡と緩衝液の問題。金属の性質の問題。陽イオンの性質と反応の問題。エタノールの性質と反応の問題。ベンゼンの反応と性質の問題。糖とアミノ酸とタンパク質の透析の問題。有効数字の問題。探究活動の問題。メスシリンダーの見方の問題。 計算、選択 やや易

傾向と対策

全問マークシート形式の問題で10~13問の小問集合となる。

出題様式は空所補充、正誤問題、計算問題など。出題範囲は幅広いが、理論が一番多く出題され次いで有機、無機の分野が出題される。ほぼ全分野が出題され、広く勉強する必要がある。有機分野ではやや天然高分子化合物の出題が多いがそれでも全分野を抜けなく学習をする必要がある。難易度は易しいものが多いが化学の正確な理解を求められる。教科書の範囲を十分に理解したうえで早く解く演習を繰り返すことが重要となる。


2018年度入試

科目 化学 解答時間 120 分(2科目)
小問集合形式で幅広い分野から出題。 理論 有機
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 理論 水分子の電子、電子式、水の沸点 マーク 標準
2 理論 三重結合を持つ分子を選ぶ マーク 標準
3 理論 緩衝作用を持つ組み合わせを選ぶ マーク 標準
4 理論 ルシャトリエの原理について マーク 標準
5 理論 電気分解、電極の物質の比 マーク 標準
6 理論 塩化銅の溶解度積と沈殿の生成量 マーク 標準
7 無機 アンモニアについて マーク 標準
8 無機 金属イオンの性質、 マーク 標準
9 理論 状態方程式 マーク 標準
10 有機 組成式と構造式 マーク 標準
11 有機 アミノ酸、タンパク質の立体構造について マーク 標準
12 有機 アセテート、デンプンの分解 マーク 標準

傾向と対策

出題は小問集合形式で全問マークシート方式である。出題分野は理論が数としては一番多く、次に有機、無機と出題されている。難易度としては標準であるが、2科目で120分であるため、時間が足りなくなる可能性があるので注意が必要。

2017年度入試

科目 化学 解答時間 2科目120分
例年、小問融合形式で幅広い分野からの出題である。 理論 有機
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 総合 例年通り、小問集合の形での出題となった。理論分野から7問、無機分野、有機分野からそれぞれ2問の出題。
理論分野は幅広く出題され、総合力が問われた。平衡の問題は、どのような現象が起こっているのか把握していないと回答に迷っただろう。
無機分野では、気体の製法、金属の性質に関する問題が出題された。気体の製法では、正確な化学方程式が書けるように日頃から練習しておきたい。
有機分野では、アルコールの異性体の構造決定についての問題が出題された。どのような条件下で反応させると、どのような構造の物質が生成されるかなど化学物質の性質をよく知っていなければならない。実験についての問題が出題される年もあるので、学校などで経験をしておきたい。
マーク 標準

傾向と対策

化学的な知識の正確さと、計算力を問う問題が例年みられる。小問集合の形で出題されているため、ある分野を深く理解するだけでなく網羅的な学習をしていなくてはならないだろう。教科書の章末問題を正確に解く練習が対策に有用となるはずだ。

2016年度入試

科目 解答時間
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度

傾向と対策


2015年度入試

傾向と対策

計算問題に重点を

各分野からはば広い知識が問われる。化学平衡などからも出題され、計算力を問われる問題も多い。理論化学に重点が置かれているため、溶解度や酸塩基、酸化還元、電池・電気分解をはじめとする問題は問題集で何度も演習を行っておきたい。有機化学は天然高分子についても知識を整理しておく必要がある。


2014年度入試

傾向と対策

計算問題に重点を

各分野からはば広い知識が問われる。化学平衡などからも出題され、計算力を問われる問題も多い。理論化学に重点が置かれているため、溶解度や酸塩基、酸化還元、電池・電気分解をはじめとする問題は問題集で何度も演習を行っておきたい。有機化学は天然高分子についても知識を整理しておく必要がある。