自治医科大学大学医学部│物理の傾向と対策
自治医科大学医学部の傾向と対策(物理)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。
※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。
2018年度入試
科目 |
物理 |
解答時間 |
2科目 80分 |
スピード勝負の問題。 |
力学 |
原子 |
難易度 |
☆☆☆ |
スピード |
☆☆☆☆☆ |
設問別分析表
大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
1 |
電磁気 |
消費電力の問題。 |
選択肢 |
やや易 |
2 |
原子 |
光電効果の問題 |
選択肢 |
やや易 |
3 |
電磁気 |
2つの点電荷による電界の問題。 |
選択肢 |
やや易 |
4 |
電磁気 |
ダイオードと抵抗の消費電力の問題。グラフとキルヒホッフを使う。 |
選択肢 |
標準 |
5 |
電磁気 |
電気振動の問題 |
選択肢 |
やや易 |
6 |
電磁気 |
誘導起電力の問題 |
選択肢 |
標準 |
7 |
原子 |
X線の発生の問題 |
選択肢 |
標準 |
8 |
原子 |
電子の物質波の問題 |
選択肢 |
標準 |
9 |
原子 |
α崩壊の問題 |
選択肢 |
やや易 |
10 |
原子 |
半減期の問題 |
選択肢 |
やや易 |
11 |
原子 |
ブラッグ反射の問題 |
選択肢 |
やや易 |
12 |
波動 |
光の散乱の問題 |
選択肢 |
やや易 |
13 |
波動 |
定常波の問題 |
選択肢 |
やや易 |
14 |
波動 |
ドップラー効果の問題 |
選択肢 |
やや易 |
15 |
熱力学 |
分子の運動と圧力の問題 |
選択肢 |
やや易 |
16 |
熱力学 |
理想気体の内部エネルギーの問題 |
選択肢 |
やや易 |
17 |
熱力学 |
理想気体の状態変化の問題 |
選択肢 |
やや易 |
18 |
熱力学 |
熱と比熱の問題 |
選択肢 |
やや易 |
19 |
力学 |
投げ上げの最高点の問題 |
選択肢 |
やや易 |
20 |
波動 |
花火のドップラー効果の問題 |
選択肢 |
標準 |
21 |
力学 |
力のモーメントの問題 |
選択肢 |
やや易 |
22 |
力学 |
斜面での跳ね返りの問題 |
選択肢 |
やや易 |
23 |
力学 |
等速円運動の問題 |
選択肢 |
やや易 |
24 |
力学 |
人工衛星の円運動からだ円運動へ変化する問題 |
選択肢 |
標準 |
25 |
力学 |
運動方程式の問題 |
選択肢 |
標準 |
傾向と対策
正確に素早く判断し、計算することが求められる。問題を読む。式を立てる。計算する。過去面でこれを練習すること。 |
2017年度入試
科目 |
物理 |
解答時間 |
2科目80分 |
基本的な問題が中心だが試験時間が短い。傾向に慣れが必要 |
全分野 |
基礎 |
難易度 |
☆☆ |
スピード |
☆☆☆☆ |
設問別分析表
大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
1〜6 |
電磁気 |
教科書的な問題ばかりである。計算というよりは現象を理解しているかどうかを問うものが多いので、原理を理解しておくことが重要。 |
選択 |
易 |
7〜13 |
波動 |
ヤングの実験など、教科書に書いてある現象がどのようなものかを問うものが多い。公式を丸暗記しただけでは解けない場合もあるので注意が必要。 |
選択 |
やや易 |
14,15 |
原子 |
2問とも計算はほぼなく、公式や法則を理解しているか問いてきている。 |
選択 |
易 |
16,17 |
熱力学 |
他の分野と同様に、公式を理解してさえいれば簡単に解けるはずである。 |
選択 |
易 |
18〜25 |
力学 |
計算もいくつかあるが、複雑なものはない。教科書的な難易度であるので、一つ一つ確実に解いていけば問題ないはずである。 |
選択 |
やや易 |
傾向と対策
教科書的な難易度の問題を素早くこなしていくことが重要。あまりない出題形式なので、過去問をしっかりと解いて、形式に慣れておくことが大切だろう。慣れることで難易度がぐっと下がるはずである。 |
2016年度入試
科目 |
物理 |
解答時間 |
|
力学、電磁気学、波動からの出題が多くを占め、まんべんなく出題される。 |
力学 |
電磁気学 |
難易度 |
☆☆☆ |
スピード |
☆☆☆☆☆ |
設問別分析表
大問 |
区分 |
内容 |
解答方式 |
難易度 |
1〜7 |
電磁気学 |
1は消費電力を考えればよい。3は選択肢を参考にして単位の変換を行うと考えやすい。4は誘電分極により外部電場と逆向きの電場が内部にできるため打ち消しあい、内部電場は弱くなる。5ではコンデンサとコイルの公式を逆にしないよう注意。 |
マーク |
やや易 |
8〜13 |
波動 |
8(a)では位相がπ(1/2波長)ずれるので光路差が1/2波長と等しくなればよい。9はf>0で凸レンズ、f<0で凹レンズとなることに注意。10は変位が0かつ前後で正から負となる点を探す。12はAとBの中央に腹ができることから節の位置を考える。 |
マーク |
やや易 |
15,16 |
熱力学 |
15は熱量と比熱の関係式から。16のA→Bは等温変化なので温度一定。B→Cは定積変化なので気体の状態方程式より圧力は絶対温度に比例する。 |
マーク |
やや易 |
14,17,2〜5 |
力学 |
18はエネルギーの変化と仕事の関係から。19は物体を斜め上方へ引いている。鉛直の力のつり合いの式を立てる際に注意。20では電車が等加速度運動しているため慣性力が進行方向と逆向きに働く。23はAB間で等加速度運動をし、B以降等速直線運動となる。 |
マーク |
やや易 |
傾向と対策
力学、電磁気学、波動、熱力学の順に出題数が多い。公式を適用すれば解けるような簡単なものが多いが、40分で解く必要があるためスピードが要求される。公式の利用や計算は素早くできるよう訓練しておくこと。また、グラフ選択問題や実験に絡めた問題も出題されるため、教科書はしっかり読みこなしておく必要がある。 |
2015年度入試
傾向と対策
問題の難易度としては差が使い
物理Ⅰから出題され、力学、波動、電磁気が中心で出題される。基本的な問題が多いが、試験時間が短いため、迅速に問題を解いていく必要がある。特異な形式であるため、できる限り多くの過去問に触れ、形式と傾向をしっかりと把握しておきたい。レンズの問題が続けて出題されているため、注意しておきたい。 |
2014年度入試
傾向と対策
問題の難易度としては差が使い
物理Ⅰから出題され、力学、波動、電磁気が中心で出題される。基本的な問題が多いが、試験時間が短いため、迅速に問題を解いていく必要がある。特異な形式であるため、できる限り多くの過去問に触れ、形式と傾向をしっかりと把握しておきたい。レンズの問題が続けて出題されているため、注意しておきたい。 |