聖マリアンナ医科大学医学部│生物の傾向と対策
聖マリアンナ医科大学医学部の傾向と対策(生物)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。
※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。
2020年度入試
科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目150分 |
人体の部位と典型的な実験の図やグラフは理解を深めておくこと。 | 細胞、体内環境 | ||
難易度 | ☆☆ | スピード | ☆☆ |
設問別分析表
大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
1 | 進化・系統、生殖・発生 | 系統分類の問題。無顎類の問題。卵割の特徴の問題。プログラム細胞死の問題。 | 論述 | やや易 |
2 | 体内環境 | 腎臓の構造の問題。エリスロポエチンの作用の問題。膜輸送体の問題。 | 計算、論述、描図 | やや易 |
3 | 生態 | 種内競争の問題。種間関係の問題。血縁度の問題。生態系サービスの問題。 | 論述、計算 | やや易 |
傾向と対策
大問は3題で問題形式は論述問題、計算問題、描図問題、選択問題、正誤問題など。やや分量が多く難易度は標準的なものが多くやや難しい問題も少しみられることもある。論述問題は数が多く1~3行で説明する形をとる。やや細胞、体内環境、遺伝情報、動物の反応、系統・進化からの出題が多いが、融合問題など幅広く出題される。基本的な問題が多いが、融合問題と遺伝情報の分野は考察力が問われる。基本的な知識を身に着けたうえで典型的な実験の図やグラフは理解を深めておくこと。そのときのポイントを文章でまとめることで論述問題の対策にもなる。近いうちに連続して同様の問題が出ることもあり、過去問対策で実力以上に点数を取りやすい。人体の部位は私大特有に出題されるので、位置と名称を押さえておくこと。 |
2019年度入試
科目 | 生物 | 解答時間 | 2科目150分 |
細胞、体内環境 | |||
難易度 | ☆☆ | スピード | ☆☆ |
設問別分析表
大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
1 | 遺伝情報、細胞 | 細胞周期の問題。ヒストンの機能・合成の問題。 | 論述、計算 | やや易 |
2 | 体内環境 | 抗体の構造の問題。抗体産生のしくみの問題。MHC分子の種類の問題。 | 計算、論述 | やや易 |
3 | 動物の反応 | 受容器の問題。適刺激の問題。聴覚の問題。音源定位と反響定位の問題。 | 論述、描図 | やや易 |
傾向と対策
2科目150分。大問は3題で問題形式は論述問題、計算問題、描図問題、選択問題、正誤問題など。やや分量が多く難易度は標準的なものが多くやや難しい問題も少しみられることもある。論述問題は数が多く1~3行で説明する形をとる。やや細胞、体内環境、遺伝情報、動物の反応、系統・進化からの出題が多いが、融合問題など幅広く出題される。基本的な問題が多いが、融合問題と遺伝情報の分野は考察力が問われる。基本的な知識を身に着けたうえで典型的な実験の図やグラフは理解を深めておくこと。そのときのポイントを文章でまとめることで論述問題の対策にもなる。近いうちに連続して同様の問題が出ることもあり、過去問対策で実力以上に点数を取りやすい。人体の部位は私大特有に出題されるので、位置と名称を押さえておく。 |
2018年度入試
科目 | 生物 | 解答時間 | 150分(2科目) |
細胞内代謝や遺伝、生理など医学部らしい出題が多い。 | 遺伝 | 代謝 | |
難易度 | ☆☆☆☆ | スピード | ☆☆☆ |
設問別分析表
大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
1 | 細胞 | 細胞分裂における遺伝子の複製をテーマとした問題。 〔3〕は4つの実験から考察し記述させる問が3つあり、論理的思考力を要する。 〔4〕と〔6〕では細胞分裂で働く細胞骨格を扱う。 〔5〕や〔7〕など、与えられた情報をもとに考えさせる問題が多い。 |
空欄補充、記述 | やや難 |
2 | 神経生理 | 反射についてニューロンの膜電位など電気活動から考える問題。 腱反射に働く興奮性シナプスや抑制性シナプス、またそのシグナルを伝える化学物質などやや細かな知識を問う。 〔3〕は電気刺激を与えた際にニューロンがどのように反応するか、実験から考えさせる。 |
空欄補充、記述 | やや難 |
3 | 生態 | 前半は植生の変遷について扱い、バイオームの形成など生態の基本的な知識を確認する。
後半では生態系のエネルギー収支と変遷について扱う。エネルギー収支の計算問題は煩雑で難しい。 |
空欄補充、記述、選択肢 | やや難 |
傾向と対策
単科大学であり、医学部らしい範囲からの出題が多い。遺伝子の働きを中心とした細胞内のミクロ構造と機能、またヒトの生理学が頻出テーマである。多くの問で、前半で知識を確認し、後半では実験を元に考えたり計算させる問題となっている。知識問題はやや踏み込んだ知識まで要求されることもあり、確実な学習が必要。 |
2017年度入試
科目 | 解答時間 | ||
難易度 | ☆☆☆☆☆ | スピード | ☆☆☆☆☆ |
設問別分析表
大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
傾向と対策
2016年度入試
科目 | 解答時間 | ||
難易度 | ☆☆☆☆☆ | スピード | ☆☆☆☆☆ |
設問別分析表
大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
傾向と対策
2015年度入試
科目 | 生物 | 解答時間 | 150分(2科目) |
難易度 | ☆☆☆ | スピード | ☆☆☆ |
設問別分析表
大問 | 区分 | 内容 | 解答方式 | 難易度 |
1 | 細胞 | 膜タンパク質について | 記述式 | 標準 |
2 | 進化・系統 | 植物界,遺伝 | 記述式 | 標準 |
3 | 遺伝情報 | DNAの性質
半保存的複製 |
記述式 | 標準 |
4 | 総合問題 | 真核生物,原核生物
遺伝子発現 ES細胞,iPS細胞の共通点と相違点 嫌気呼吸についての論述 |
記述式 | 標準 |
傾向と対策
出題は全体に標準レベルで出題分野も偏りなく出題される傾向にある。
論述,計算,描画問題も必ず出題されるのでしっかり対策しておきたい。 2014年はiPS細胞とES細胞の共通点と相違点が問われており,今後も時事トピック的な出題も考えられるので,新聞やニュース,ネット等を利用し情報収集に努めておくこと。 |
2014年度入試
傾向と対策
遺伝の問題は必ず対策しておく細胞、動物の反応、遺伝の情報からの出題が比較的多く、全分野から幅広い知識が問われる。 特に遺伝の分野からは例年出題されているので、生物用語の意味をしっかり捉えてノートにまとめることが記述、論述対策にもつながるのでよく学習しておきたいところである。 図表と問題集を使い、知識を整理しておきたい。特に人体については細かい知識が求められている。模式図なども自分で書き写して理解していくとよい。 |