東海大学医学部│英語の傾向と対策

東海大学医学部の傾向と対策(英語)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。

 

※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。

2018年度入試

科目 英語 解答時間 70分
長文問題、会話問題は比較的容易。英文和訳と和文英訳が比較的手応えがあるが、それほど奇をてらうものではない。 和文英訳 英文和訳
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 英語Ⅰ
英語Ⅱ
長文読解

1.2.空所補充、本文中の(  )補充。3.同意表現、文中の指摘箇所と同意のものを選択。4.~9.英問英答、本文の内容に関する英語の質問に正しい答えを選択。10.内容真偽、正しいものはT、誤っているものにFで解答。

選択 1.2やや易
3標準
4~9標準
10標準
2 英語Ⅰ
英語Ⅱ
文法

文中の空所に適切なものを選択。

選択
3 英語Ⅰ
英語Ⅱ
語彙

文中の指摘箇所と同意のものを選択。

選択 やや易
4 英語Ⅰ
英語Ⅱ
会話文2題

英問英答、会話の内容に関する英語の質問に正しい答えを選択。

選択 やや易
5 英語Ⅰ
英語Ⅱ
文整序

4つの文章を整合性があるよう並び替え、正しい答えを選択。

選択 やや易
6 英語Ⅰ
英語Ⅱ
グラフのある長文読解

グラフを読み取り文中の(   )補充。

選択 標準
7 英語Ⅰ
英語Ⅱ
英文和訳

英文中の指摘箇所を和訳。

記述 標準
8 英語Ⅰ
英語Ⅱ
和文英訳

英文中の日本語を英訳。

記述 やや難

傾向と対策

時間は70分であるが、問題が全体的に比較的易しく解きやすいので、ゆっくり取り組むことができる。標準、または標準以下のレベルで、基本的なことをきちんとコツコツ積み上げていれば対応できる。ただ、英作文は与えられた日本語をどのように英語に置き換えるのか工夫が必要であり、国語力が必要になる。

2017年度入試

科目 英語 解答時間 70分
英語の総合力を問うような出題傾向にある。 読解 文法
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 読解 薄毛の治療法に関する文章である。問1は2文の関係を考えて適切な語句を入れる問題。現代文などでもよく見られる問題で取り組みやすかったのではないか。問8は最終段落の果たす役割を問うた良問。単に英文を読むのではなく、どのようにして筆者の論が展開されているかを理解しておかなければならない。 マーク 標準
2 文法・語彙 1はifの省略により倒置が起きていることがポイント。
2も否定文を文頭に置いた場合に倒置が起きることについての問題。8は付帯状況のwithを用いた分詞構文の用法についての問題。英作文などでもよく問われる内容であるから、様々な角度からの学習を大切にしていきたい。
マーク 標準
3 文法・語彙 意味的に近い語彙を選択する問題。英語は日本語と同様に一つの概念を多様な語彙によって表現する言語であるから、日本語と英語を一対一対応で闇雲に暗記するような学習では歯が立たない。多くの英文に触れその文章でどのように言葉が使われているかを肌で感じておくのが有効な対策となるだろう。 マーク 標準
4 会話文 会話文を読み、登場人物の関係性や置かれている状況を推察する問題である。このような問題形式はTOEIC等でもよく見られるものであり練習の材料になるだろう。いずれの設問にもポイントとなるキーワードがあるから、登場人物の背景につながる語にはマークをしておくのが有効な手段となる。 マーク 標準
5 読解 文整序の問題である。この形式の問題にはいくつかの対応策がある。ディスコースマーカーに着目する、指示語の関係性を読み解く、論旨の流れに気を配る等である。いずれの方法も有効であるが一つの方法に固執するのは得策ではない。出題者が何を質問したいのかを意識しながら状況に応じた柔軟な解答力を身に着けておきたい。 マーク 標準
6 読解 図表の読み取りに関する問題である。このような読解力は大学に入学後も論文を読む際に必要とされるため、早めに身に着けておきたい。解答のポイントはグラフと説明文がどのような対応関係にあるのかを手早く理解していくことである。 マーク 標準
7 読解 (1)は関係代名詞whoの導く節がどの範囲まであるのかをしっかりと理解していないと誤訳の原因となってしまう。

(2)はitの意味内容がどの部分にあたるのかを把握する、英文和訳によくある問題。

記述 標準
8 英作文 (1)は「行動」という語がどのような英単語に当たるのかがポイント。日本語が文章中でどんな意図をもって使われているのかは常に意識しておきたい。

(2) は「旅」という語がこの文章でどんな役割を持った語なのかを考えたい。

記述 標準

傾向と対策

難問、奇問の類はあまりなく基本的な英語運用能力を問うた良問ばかりである。単に英語を和訳するにとどまらない幅広い英語力を身に付けておきたい。そのためには英語をいろいろな角度から考察すること、読む、聞く、書く、話す、が有効な対策となるだろう。

2016年度入試

科目 解答時間
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度

傾向と対策


2015年度入試

科目 英語 解答時間 70分
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 読解 主題、内容説明、空所補充、内容一致 マーク式+記述式 標準
2 文法 空所補充 マーク式+記述式 標準
3 文法 同意表現 マーク式+記述式 標準
4 会話文 内容説明 マーク式+記述式 標準
5 読解 整序 マーク式+記述式 標準
6 読解 図表の読み取り マーク式+記述式 標準
7 読解 和訳 マーク式+記述式 やや難
8 英作文 和文英訳 マーク式+記述式 標準

傾向と対策

設問が多く、時間が短いため、概ねセンター試験と同様の戦略が必要。文法問題をスピーディーに解き、読解問題に時間をかける。和訳問題は語彙レベルこそ高くないが、構文が取りにくいものが多い。主語と動詞の把握、から修飾関係の把握など、基礎的な構文をおろそかにしないようにする。

2014年度入試

設問別分析表

傾向と対策

文法・語法を完璧に

大問1
読解問題。内容説明、同意表現、内容真偽、主題の選択問題。主題を選ぶ問題に関しては、英文の主張をつかむ訓練が必要となる。どういった形であれば、主張を示す文になれるのか学習しておきたい。

大問2
文法問題。空所補充。基礎的な文法問題。文法問題集を1冊仕上げておけば問題はない。
スピードを意識して解き、浮いた時間を長文読解に費やすとよい。

大問3
文法問題。同意表現。語彙、語法の知識が問われる。熟語を単語で言い換えて覚えておくと有利である。

大問4
会話文。内容説明。オーソドックスな会話の内容説明問題。長文の問題と解き方は同じであるため、過去問のみ練習を積んでおけばよい。

大問5
読解。文整序。論理構成力が問われる問題であるが、難易度は低い。こちらも過去問のみを練習しておけばよい。

大問6
読解。図表読み取り。こちらも基本的な問題であり、難易度は低い。センター試験も受験する場合は第4問のグラフ問題を解いておくとよい。

大問7
英文和訳。基本的な文法事項を問う問題が多いが、ときに複雑な構文を把握する力が問われる。

大問8
和文英訳。単数なのか複数形なのかしっかり考えて書かなければ減点の対象となる。どの構文や文法事項が求められているか、出題者の意図を把握しながら問題を解かなくてはならない。