兵庫医科大学医学部│物理の傾向と対策

兵庫医科大学医学部の傾向と対策(物理)を、年度ごとに掲載しております。過去から遡って確認する事により、より良い傾向を掴み対策を立てることが可能です。

 

※難易度・スピードの☆印は5段階評価になります。

2022年度入試

科目 物理 解答時間 一般選抜A:2科目120分
一般選抜B:60分
難易度 ☆☆☆(最高5、最低1 スピード ☆☆☆(最高5、最低1

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 力学 斜面上の物体の運動 論述 標準
2 電磁気 コンデンサーと抵抗の直流回路 論述 標準
3 波動 光の屈折 論述 標準
4 熱力学 密閉容器中の気体の状態変化 論述 標準
5 原子 X線の発生、X線の干渉、電子線の干渉 論述 標準

傾向と対策

出題形式は、大問5題で、2019年度までは大問1が小問集合であったが、それ以降、小問集合はなくなった。全問記述式で、解答だけでなく、導出過程の記述その他、理由の論述、グラフの描図などが求められる。今年も例年通りであった。毎年、全分野から出題されており、例外として、2021年度に原子分野から出題がなかった。小問集合があったときは力学、電磁気、原子の頻度が高かったが、それ以降は各分野から大問1題ずつである。ただし、2021年度は電磁気が2題であった。

難易度は全体としては標準レベルだが、中には基本的なものから繁雑な計算や考察を必要とするものまである。また、問題量や解答方法に見合うだけの時間が与えられているとはいいがたいので、時間の使い方を間違えないようにしたい。

まずは、基礎から標準レベルの問題を演習し、典型的な問題やよく見る問題は迷いなく解けるようにしておく。そのうえで、一問のボリュームが大きい入試問題を、自力で最後まで解ききれるようになろう。また、答案の記述を短時間で仕上げられるよう、常に練習しておくとよい。


2021年度入試

科目 物理 解答時間 2科目120分
難易度 スピード

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1
2
3
4
5

傾向と対策


2020年度入試

科目 物理 解答時間 2科目120分
難易度 スピード

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1
2
3
4
5

傾向と対策


2019年度入試

科目 物理 解答時間 2科目120分
5題出題され、それぞれ 小問集合 力学 熱力学 電磁気 波動 である。
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 小問集合 力のつり合い、電子線の反射、ソレノイド、核反応式、半減期 論述 標準
2 力学 回転する円錐面上の物体 論述 標準
3 熱力学 気体の状態変化 論述 標準
4 電磁気 コンデンサーを含むブリッジ回路 論述 標準
5 波動 電磁波の干渉、ドップラー効果 論述 標準

傾向と対策

例年、小問集合の総合問題が第1問で出題されている。それ以外の4つの大問は全分野からの出題となっている。問題の量を考えると、制限時間内で解ききることは難しい。しかし全体的には基本事項の確認の問題も多く確認できるので、その問題は間違わないようにしたい。

2018年度入試

科目 物理 解答時間 二科目120分
全分野から出題される。特に原子の分野や交流回路には注意が必要 力学 原子
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 総合 (力学)投げ上げの問題。(電磁気)点電荷・電流の周りの磁界の問題。(熱力)内部エネルギー保存の問題(素粒子)クォークやレプトンなどの言葉の意味の出題。 記述 標準
2 力学 円錐ふりこの問題。力の把握、角速度などを求める基本的問題。 記述 標準
3 電磁気 RLC回路のインピーダンス、角周波数、共振の状況を求める。計算が少し難しいと思われる。 記述 標準
4 原子 X線の発生・コンプトン効果についての出題。計算力も問われている。 記述 標準
5 波動 ニュウトンリングの問題。しっかりした知識と計算力が問われている。 記述 標準

傾向と対策

毎年、すべての分野から出題されている。標準的な問題ばかりであるが、時間を考えるとかなりの練習量が必要である。教科書を丹念に理解し、苦手分野を作らないことが大切である。特に原子と電磁気の分野は注意が必要である。

<! — 2018年度終了 –>


2017年度入試

科目 物理 解答時間 2科目120分
力学と電磁気を中心に幅広い分野、難易度の問題が出題 力学 電磁気
難易度 ☆☆☆ スピード ☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
1 波動原子 難易度は高くないが、教科書的な内容を知っているかどうかで点数の差がハッキリとでる大問。基本的なことはしっかりと抑えておきたい。 記述 3
2 力学 円運動と衝突に関する問題。どちらも標準的な難易度の問題であるため、計算ミスせずに確実に点を取りたい大問である。 記述 3
3 熱力学 氷の融解に関する問題。これも標準的な難易度であり、今回の5題の中では一番簡単である。グラフをしっかりと読み込んで、物質の状態を把握しよう。 記述 2
4 原子 ボーアの水素原子模型に関する問題。導出過程を丁寧に書きすぎて時間配分を間違えないように注意が必要。問題の誘導に従って確実に解いていこう。 記述 3
5 電磁気 電場・磁場中での荷電粒子の運動に関する問題。標準的な難易度。力の向きを間違えないように、しっかりと図示していこう。 記述 3

傾向と対策

やや難しいようにみえるが、標準的な難易度の問題が多い。特に力学と電磁気に関しては標準的な問題が多いので、確実に解けるようにしっかりと対策しておくと良い。また、試験時間がやや短いため、常に解答時間を意識して過去問演習に取り組むことが大切である。

2016年度入試

科目 解答時間
難易度 ☆☆☆☆☆ スピード ☆☆☆☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度

傾向と対策


2015年度入試

科目 物理 解答時間 2科目120分
難易度 ☆☆ スピード ☆☆

設問別分析表

大問 区分 内容 解答方式 難易度
小問集合 力学,電磁気学,波動 易しい
2 力学 重力列車 標準
3 光学 光の反射,光強度の計算 標準
4 電磁気学 電磁誘導の法則 やや易
5 熱力学 状態方程式 やや易

傾向と対策

基本問題をしっかりと押さえていれば,解けない問題はない。しかしながら, 少し問題数が多く,また,本年度の大問2のように,計算量が多い問題も含まれているので,普 段から時間を意識して問題演習に取り組むことが重要。

2014年度入試

傾向と対策

基礎的な問題が多い。ケアレスミスに注意

各単元から幅広く出題されるが、力学・電磁気に重点が置かれている。教科書レベルの易しい問題もあるが、論述問題では思考力を要するものが多いため、各分野の正確な知識を頭に入れておかなくてはならない。