【海外医学部留学】アメリカで医師になるには?USMLEとは?
USMLE(米国医師国家試験)を受験するためには、ECFMG(Educational Commission for Foreign Medical Graduates)による認証が必要です。この認証は、世界医学教育連盟(WFME)の基準に基づいて行われます。日本では、日本医学教育評価機構(JACME)がWFMEの基準に沿った医学教育分野別評価を実施しており、JACMEの認定を受けた医学部の卒業生は、ECFMGの認証を受けることが可能です。
2025年2月1日現在、JACMEによる認定を受けている日本の医学部は以下の82校です(50音順):
日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価 認定大学情報
• 愛知医科大学
• 秋田大学
• 旭川医科大学
• 岩手医科大学
• 愛媛大学
• 大分大学
• 大阪大学
• 大阪医科薬科大学
• 大阪市立大学
• 香川大学
• 鹿児島大学
• 金沢医科大学
• 金沢大学
• 川崎医科大学
• 北里大学
• 九州大学
• 京都大学
• 京都府立医科大学
• 杏林大学
• 近畿大学
• 岐阜大学
• 久留米大学
• 群馬大学
• 慶應義塾大学
• 高知大学
• 神戸大学
• 国際医療福祉大学
• 佐賀大学
• 札幌医科大学
• 滋賀医科大学
• 自治医科大学
• 順天堂大学
• 昭和大学
• 信州大学
• 聖マリアンナ医科大学
• 千葉大学
• 筑波大学
• 帝京大学
• 東海大学
• 東京医科大学
• 東京医科歯科大学
• 東京慈恵会医科大学
• 東京女子医科大学
• 東邦大学
• 東北医科薬科大学
• 東北大学
• 徳島大学
• 鳥取大学
• 富山大学
• 長崎大学
• 名古屋大学
• 奈良県立医科大学
• 新潟大学
• 日本医科大学
• 日本大学
• 浜松医科大学
• 兵庫医科大学
• 福井大学
• 福岡大学
• 福島県立医科大学
• 藤田医科大学
• 防衛医科大学校
• 北海道大学
• 三重大学
• 宮崎大学
• 宮崎大学
• 武蔵野大学
• 山形大学
• 山口大学
• 山梨大学
• 横浜市立大学
• 琉球大学
• 和歌山県立医科大学
これらの大学の在学生および卒業生は、ECFMGの認証を受けてUSMLEを受験する資格があります。なお、2023年12月のECFMGからの発表により、今後も全ての医学生がUSMLEを受験できることが確認されています。
日本の医学部と海外医学部の比較
日本の医学部の特徴
強み
• 国家試験の合格率が高く、安定した医師キャリアが築きやすい
• 日本国内の医療機関での研修が保証されている
• 日本語で学べるため、言語の壁がない
弱み
• 入試の競争率が非常に高い(偏差値65以上が一般的)
• 海外で医師免許を取得する場合、USMLEなどの追加試験が必要
海外医学部の特徴
強み
• 日本の医学部に比べて入学しやすい
• 英語で学べるため、国際的な医師としてのキャリアが築きやすい
• 学費が安い国も多く、費用を抑えられる
弱み
• 進級が厳しい(特にヨーロッパの医学部)
• 日本の医師国家試験を受験するには追加の対策が必要
• 言語の壁がある(現地語の習得が求められる場合も)
JACME認定大学出身者のUSMLE合格体験談
合格者の学習方法・スケジュール・使用教材
JACME認定大学出身でUSMLEに合格した医師の多くは、以下の方法で学習を進めています。
1. Step 1の対策(基礎医学)
• 「First Aid for the USMLE Step 1」
• 「UWorld(問題集)」
• 「Pathoma(病理学対策)」
2. Step 2の対策(臨床知識)
• 「Step-Up to Medicine」
• 「UWorld」
• 「USMLE Rx」
3. 試験対策のスケジュール
• 1年間の集中学習(基礎 → 実践問題 → 模試)
• 臨床実習と並行してUSMLE対策を進める
日本の医学部での学習がUSMLEにどのように役立ったか
• 解剖学・生理学の基礎知識がしっかりしているため、Step 1の学習がスムーズ
• OSCE(客観的臨床技能試験)の経験があるため、Step 2の実技試験にも適応しやすい
• 臨床実習での経験が、アメリカの病院実習(clerkship)に活かせる
海外医学部留学を目指す学生へのアドバイス
海外医学部の選び方
• 英語圏か非英語圏かを選択(アメリカ・イギリス・カナダ vs ハンガリー・チェコなど)
• 卒業後の進路(日本の医師国家試験 vs USMLE vs 現地での医師免許)
• 進級率の高さや卒業生の実績を確認
留学準備
• TOEFL・IELTSなどの語学試験対策
• 面接・小論文対策
• ビザ取得や生活費の計画
留学中の生活・学習・メンタルケア
• 現地の学習スタイルに慣れる(PBL・TBLなど)
• 日本人コミュニティを活用
• 進級対策を早めに始める(特に解剖学・生理学)
海外医学部進級対策・国試対策はCES医師国家試験予備校へ
海外医学部を卒業後、日本の医師国家試験を受験するためには、日本の医学教育とのギャップを埋める対策が不可欠です。
CES医師国家試験予備校では、以下のコースを提供しています。
海外医学部進級対策コース
• 海外医学部の進級試験対策(筆記試験・口頭試験・実技試験)
• 医学英語の強化
• OSCE・MCQ対策
海外医学部卒業生向け国試対策コース
• 日本の医師国家試験対策
• 日本語での臨床試験対策
• 過去問演習と個別指導
まとめ
• JACME認定大学の卒業生はUSMLEを受験可能
• 海外医学部進学は入学しやすいが、進級や国試対策が必要
• 日本の医師国家試験やUSMLE合格を目指すなら、専門予備校のサポートを活用
海外医学部進学を検討している方は、まずは無料相談をご利用ください。
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確実に医師としてのキャリアを築くために、早めの対策を始めましょう。