【医学部受験応援コンテンツ】福岡にある医学部専門予備校が教える「2018年度、医学部入試変更点(国立医学部編)」
2018年度医学部入試変更点(国立医学部編)
入試には適宜、変更が加えられます。変更になった入試情報を知ることで、これまでは試験科目や偏差値などを理由に受験を諦めていた大学にも合格しやすくなるかもしれません。では、具体的に国立医学部の2018年度入試でどのような点が変更されたのかを確認しておきましょう。
定員の変更、地域枠
まず、定員総数が変更されたり、地域枠の定員が変わったりしたケースです。
募集定員は減少した国立医学部が多いです。弘前大学や東北大学、高知大学などで募集定員が減少しました。鹿児島大学医学部の一般入試のように、特定の入試方式において募集定員が増加した国立医学部もあります。
地域枠の定員は、高知大学前期で10名から5名、鹿児島大学の推薦入試Ⅱ(県内)で17名から10名となるなどの変更が実施されます。地域枠は志願者が限られる分定員が少ないため、枠の変化が合否に大きな影響を及ぼしかねないので要注意です。
入試方式・定員・入試科目一覧は下記から
〜国公立大学・私立大学〜
金沢大学、佐賀大学の英語、センター入試改革の前哨か?
2018年度の医学部入試では、センター入試改革を先取りするかのような変更も見られました。金沢大学・佐賀大学の医学部英語に注目してみましょう。
金沢大学医学部の推薦Ⅱでは、TOEFL-iBTをはじめとする英語の民間試験のスコア提出が可能となります。大学独自試験でも英語は課せられますが、外部試験のスコアが総合評価に反映されるようです。
佐賀大学でも、英語外部試験が一定基準を満たしている場合、センター英語の得点に換算できるように変更されました。TOEFLなどの英語外部試験のスコアを持っている人には国立医学部の合格チャンスが広がることになります。
科目の変更
試験科目の変更が実施される国立医学部もあります。傾向としては、理科が1科目選択から2科目選択に変更されるケースが複数みられます。山口大学・熊本大学医学部が該当します。理科で苦手な科目があれば、頻出単元を調べ弱点克服に努めて下さい。
国際バカロレア入試の導入大学も
広島大学医学部では、2018年度から国際バカロレア入試が導入されます。国際バカロレア資格を持っていれば、バカロレアの成績が推薦入試において評価対象となります。新たに導入される入試制度ということもあり、国際バカロレア資格を保有していれば推薦入試での合格チャンスが広がる可能性があり有利と考えられます。
長崎大学医学部ではグローバルヘルス研究医枠が登場
長崎大学医学部では、推薦入試の方式変更があります。従来は一般研究医枠(推薦D)、熱帯医学研究医枠(推薦E)、国際保健医療枠(推薦F)とされていた各5名の枠が、グローバルヘルス研究医枠計10名に再編されます。
平成27年度に大学院で「熱帯医学・グローバルヘルス研究科」が開設されるなど、長崎大学医学部はグローバルヘルスへの貢献に力を入れています。2018年度の長崎大学医学部推薦入試では、従来15名の推薦D~Fの枠がグローバルヘルス研究医枠10名に減少することや、新設枠であることなどから倍率が高まる可能性があります。
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