大阪大学医学部 2014年度 受験情報|入試問題の傾向と対策
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2015年度 大阪大学入試問題の傾向と対策
受験データ
▶ 一般入試
前期
科目 |
試験時間(二次) |
二次 |
センター |
難易度(二次) |
形式 |
英語 |
90分 |
200点 |
100点 |
やや難 |
記述・選択 |
数学 |
150分 |
200点 |
100点 |
やや難 |
記述 |
国語 |
– |
100点 |
|||
物理 |
2科目150分 |
200点 |
100点 |
標準 |
記述・選択 |
化学 |
標準 |
記述 |
|||
生物 |
やや難 |
記述 |
|||
地公 |
– |
– |
100点 |
||
面接 |
– |
– |
|||
小論文 |
– |
– |
– |
– |
|
合計 |
– |
600点 |
500点 |
– |
– |
後期
科目 |
試験時間(二次) |
二次 |
センター |
難易度 |
形式 |
英語 |
– |
100点 |
|||
数学 |
– |
100点 |
|||
国語 |
– |
100点 |
|||
物理 |
– |
100点 |
|||
化学 |
|||||
生物 |
|||||
地公 |
– |
50点 |
|||
面接 |
500点 |
– |
|||
小論文 |
450点 |
– |
– |
||
合計 |
– |
950点 |
450点 |
– |
– |
▶ 面接
後期
時間 |
形式 |
10分 |
個人面接(1対3) |
▶ 合格最低点
前期
2012年度 |
2011年度 |
2010年度 |
897.6(1100) |
838.8(1100) |
870.8(1100) |
後期 ※センターのみ
2012年度 |
2011年度 |
2010年度 |
397.75(450) ※ |
408.85(450)※ |
585(950) |
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傾向と対策~科目別~
英語
▶ 和訳問題には難問も。精読力を磨く。
大問1 和訳問題
短めの英文の下線部和訳が2題出題される。下線部の英文に含まれる文法事項を一つ一つ正確に読み取って和訳する必要がある。分詞構文や関係詞で主語と動詞が判別しにくくなっているものや、単純に語彙が難しいものが多い。副詞の挿入についても注意しておきたい。
大問2 長文読解
空所補充、内容説明、下線部和訳、内容一致の形式で長文の理解が問われる。空所補充はいかに前後の反復・対比関係を読み取って埋めていくかがポイントとなる。2013年度には前置詞の理解を問う問題も出題されていた。下線部和訳では分詞構文や名詞の扱い、またkeep A from ~ingなどの熟語が不定詞の形容詞的用法と合わせて用いられている箇所が出題されており、構文把握能力や類推力が問われている。
大問3 自由英作文
70語程度の自由英作文が出題される。2013年度は「タイムマシンがあったら使ってみたいかどうか」というテーマが出題された。
大問4 下線部英訳
下線部英訳問題が2題出題される。比較的簡単なものもあるが、難しい言葉で書かれている日本語をいかに簡単な日本語にし、自分で英語にできる表現まで噛み砕くことができるかがポイントとなる。直訳的に英訳すると、不自然な英語になってしまうことが多いので、日本語力を磨いておく必要がある。
数学
▶ 証明問題の対策を。
証明問題の出題頻度が高いため注意しておきたい。2013年度は大問5題中3題に証明問題が出題されていた。微分積分の問題は計算量が多く、数列の問題などは発想が難しいものが多い。標準よりレベルの高い問題集を使って計算力と思考力を要請しておかなくなくてはならない。
物理
▶ 電磁気の対策に力を。
例年大問1は力学、大問2は電磁気から出題され、大問3は熱力学や波動から出題されている。標準的な問題が主であるが、やや難しい問題も出題される。特に電磁気の問題は発想が難しく、難易度の高いものがある。問題によってはかなりの計算力を要するため、日ごろからスピードと正確さをもって計算することができるように訓練を積んでおきたい。
化学
▶ 合成高分子、アミノ酸の対策も怠らない。
総合的な知識を問う良問である。各分野の知識がまんべんなく問われるが、論述問題が出題されるため、参考書などを用いて理解を深めておきたい。
理論分野は気体の状態方程式や化学平衡など、化学Ⅱの分野が好んで出題されている。
無機分野は理論分野と組み合わせて出題され、2013年度は二酸化ケイ素の知識と熱化学が合わせて出題されていた。
有機分野は構造決定の対策をしっかりと行っておきたい。合成高分子、アミノ酸の問題も出題されるため、知識をまとめておく必要がある。
計算問題では、計算の過程も求められるため、日ごろから意識して計算の練習を行っておきたい。
生物
▶ 論述問題の訓練を
遺伝や動物の発生の分野が好んで出題されている。
教科書レベルの知識からやや範囲を超えた知識まで出題されている。2011年より難化している傾向にある。
思考力、考察力を要する問題が多く、論述も多い。
中でも論述問題は、70~100字程度で、実験問題と合わせて出題されることが多く、これらの問題は知識を丸暗記しているだけでは正しく解答することはできない。図説や参考書を駆使してひとつひとつの生物用語の理解を深めておきたい。
過去問は阪大のものだけでなく、京大、東大のものにもあたって難問を解く力を身につけよう。
小論文
英文問題が出題され、テーマは自然科学であることが多い。
課題文読解型の問題も出題され、こちらは医学・医療がテーマである。
出題内容
英文問題「カルボン酸とエステル」「生物の分類と細胞の特徴」「放射線の性質と人体への影響」
課題文型「死の定義と臓器移植」
面接
前期 個人面接 10分 1対3
・志望理由(大学、学部、医師)
・他の学部を選ぶという選択肢はなかったのか
・なぜ東京大や京都大ではないのか
・医師に必要なこと ・医師に向いていると思うか
・どういう医師になりたいか
・医師になったら何をするか
・もし給料が今の半分になったとしても、やはり医師をめざすか
・どういう学校生活を期待しているか
・今まで一番感謝したこと
・高校生活について、一番思い出に残っていること
・浪人生活について
・長所、短所を一言で
・趣味は何か
・リーダーシップはあるか
・最近の気になるニュース、時事問題
・苦手な人とどう接するか
・悩みは誰に相談するか
・オープンキャンパス等は行ったか、他大学との違い
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